Books By The Joint Custody Project For Coparenting In Japan

The Joint Custody Project for Coparenting in Japan / The Basic Policy Proposal: 2021 The time is now for gender equality in Parenting /End Parent-Child ... reform comes to families (Japanese Edition)

みなさんは、離婚後の「ひとり親の貧困」や「養育費の不払い」といった問題を聞いたことがあると思います。コロナ禍で、ひとり親が困窮し、生活支援を求めているニュースも聞いているかと思います。「ひとり親」として子を育て、また「ひとり親」の元で育った子どもたちは当事者以外には分からない苦労を知っているでしょう。ただ、実はこの問題のもう片側には別の問題、(別居する)「ママに会えない」、「パパに会えない」、「子どもに会えない」ことから、苦しんでいる方が日本には実は沢山います。「ひとり親の貧困」も「養育費の不払い」「会えない」ことも個人の問題では?という方もいらっしゃいますが、この問題は<個人>の問題ではないです。<国>の法制度の根源である民法の<単独親権制度>が原因です。単独親権制度に基づき、1日400人もの子どもたちが親子生き別れに現在もさせられています。1年間に10.8万人もの母子家庭が、8.4万人もの子どもに会えない別居親が作り出されています。ちなみに、子どもに会えないのは「パパ」だけでなく「ママ」もいます。更に、子どもに会ってほしくても会ってくれない「別居親」もいます。また、「祖父母と孫」が会う権利は法的に規定されていません。*また、国際結婚が増えた今、日本と各国の”当たり前”の違いにより、10年以上前から子の連れ去り(実子誘拐)が国際問題となっています。直近、2020年7月にはEU議会にて「日本における、国家間及び国内の実子誘拐に関する決議」が採択されました。2019年2月に国連「子どもの権利委員会」からも、「子どもの最善の利益に合致する場合には(外国籍の親も含めて)子どもの共同親権を認める目的で、離婚後の親子関係について定めた法律を改正するとともに、非同居親との個人的関係および直接の接触を維持する子どもの権利が恒常的に行使できることを確保すること。」と勧告を受けています。2021年1月に共同親権の法制度化に向けた、法制審議会が開始されることが上川法務大臣から発表されたものの、現時点で共同親権に転換することが確約されてはいません。*このため、私たちは下記の呼びかけ文を元に賛同活動を行っています。ーーーー私たちは2021年に民法「単独親権制度」の廃止を強く求めます。 毎日400人(年間約15万人)の子どもたちが、片親と生き別れるという非人道的な問題を、今日も単独親権制度が作り出しています。子どもたちは日々成長しており、当事者は一日たりとも待つことが出来ません。約35年前の男女雇用機会均等法から続く女性活躍推進の流れの中で、女性も男性も社会に出て働くことが求められています。また、近年の働き方改革の流れでは、男性も女性も家庭で子育て・家事をすることを求められるようになっています。しかしながら、日本は現代においても「男性は仕事、女性は家庭」から抜け出せておらず、先進国では異例の男女格差が大きい国です。この根本原因は、家庭内の性別役割分担を決める、民法819条の「単独親権制度」を残存させているからで、男女平等を図る各種政策と矛盾しています。更に「単独親権制度」の弊害は大きく、2020年7月にEU議会にて決議を受けた日本国内の実子誘拐(子の連れ去り)・親子分断や、母子家庭の貧困、養育費の目的外流用ビジネスなど、数々の社会問題に繋がっているのが現状です。  私たちはみんなで声をあげ、男女平等に子育てできる社会を目指します。ーーーー*2021年の民法改正を目指すためにも、本書では単独親権制度が生み出す社会問題のありさまを明らかにし、男女がともに子育てに関わることができる政策提言をしています。作成にあたっては、離婚時の親子分断や養育費の不払いといった問題を超え、本来のあるべき子育て、働き方といった視点から見た政策提案や、時代の流れから見た分析も行いました。本書を男女平等な共同親権社会実現のためのツールとして活用いただきたいと思います。*<CONTENTS>はじめに ~本プロジェクトの背景と目的~基本政策提言数字で見る単独親権制度の問題まとめ1章 親子分断と単独親権制度1.1 親子分断の現状1.1.1 離婚と親子分断1.1.2 強制力が弱く低頻度の面会交流1.1.3 子の連れ去り・親子分断を追認する裁判所と警察・行政・学校1.1.4 増加し長引く子の監護の紛争・終わりなき係争1.1.5 各国から日本に対する非難1.1.6 親子分断が子どもと別居親に与える心理的影響1.1.7 当事者による切実な声1.2 親子分断のメカニズム1.2.1 親権と単独親権制度1.2.2 法的手続き化されていない別居と子の連れ去り1.2.3 親子分断のメカニズム1.3 親子分断を抑止する理想的な姿 −共同親権−1.3.1 国際標準は共同親権制度1.3.2 共同親権制度下の国での別居・離婚後の親子の時間1.3.3 親子分断を防止するために日本で必要なこと2章 単独親権制度と更なる問題2.1 政策矛盾を起こしている単独親権制度2.1.1 単独親権制度の歴史2.1.2 単独親権制度により国が性別役割分担を生み出す2.2 単独親権制度が生み出している更なる問題2.2.1 コロナ禍で浮き彫りになった単独親権制度による問題2.2.2...